みなさん、こんにちは。
保健師 竹田です。
春は卒業や入学、異動などで環境が変わる人もいると思います。なるべく生活リズムを崩さないように、気をつけましょう。
今日は甲状腺についてお話します。
甲状腺とは
甲状腺はのどぼとけの下にある蝶(チョウ)が羽を広げた形をした臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンを作っています。
このホルモンは、血液の流れに乗って心臓や肝臓、腎臓、脳など体のいろいろな臓器に運ばれて、身体の新陳代謝を盛んにするなど大切な働きをしています。
甲状腺ホルモンとは
甲状腺ホルモンには、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)があります。甲状腺ホルモンは、脳にある下垂体という臓器から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。 甲状腺ホルモンが不足してくるとTSHが増加して甲状腺を刺激します。 逆に、甲状腺ホルモンが何らかの理由で増えすぎるとTSHの分泌は抑えられます。
甲状腺ホルモンの異常からくる症状
甲状腺機能低下症:甲状腺の働きが低下して、血液中の甲状腺ホルモンが不足する
症状:元気がなくなり、疲れやすくなる、皮膚は乾燥してカサカサする。 声が嗄れる、便秘、顔のむくみ、体重増加、動作は遅く物忘れが多くなる、一日中眠くなるなど。
甲状腺機能亢進症:血液中の甲状腺ホルモンが過剰になる
症状:暑がりで汗かきになる、脈が速くなり動悸がする、手や指が小刻みに震える、食欲は旺盛なのに痩せてくる、 イライラする、体が疲れやすい、筋力低下など。
甲状腺の検査
- 血液検査
- 超音波検査
今日も一生健命 竹田