保健師 近藤です。
今日2月3日は節分です。
ということで、『節分』について少々お話します。
節分というのは、「季節を分ける」という意味があります。簡単にいうと
節(季節の節目の) 分(分け目) ということになるそうです。1年に季節は4つあるので、節分は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日ということになります。
旧暦では1年の始まりは立春から始まるといわれていたので、1月1日(元旦=立春)であったため、節分は12月31日でした。
しかし、江戸時代頃から1月1日は年明けということに価値を置きはじめた為、立春は大体2月4日頃を指すようになりました。
2月4日が立春であれば、2月3日が節分ということになります。立春は年によっても変わるので、『立春の前日が節分』と覚えるといいそうです。
なので、当たり前に思っていた2月3日が絶対節分ということはなかったんですね。初めて知りました。
そして、
2月4日は世界ガンデーです。
がんは誰でもなる可能性がある病気です。
現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
しかし、
がんは、予防することができる病気です。
がんの原因やハイリスク集団が明らかにされ、具体的な予防法が開発され、がん予防対策が効果的に実施されれば、がんの発生率とそれに続く死亡率は確実に下がるでしょう。
がんの原因やハイリスク集団が明らかにされ、具体的な予防法が開発され、がん予防対策が効果的に実施されれば、がんの発生率とそれに続く死亡率は確実に下がるでしょう。
日本人のためのがん予防法
・喫煙 たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
⇒喫煙ががんや循環器疾患をはじめとした疾患のリスクを上げるため。
また、受動喫煙にも健康被害があることが明らかですので、吸っていない人もたばこの煙
は避けましょう。
・飲酒 飲むなら、節度のある飲酒をする。
⇒ある程度の量の飲酒は大腸がんをはじめとしたがんのリスクを上げる一方で、心筋梗塞
や脳梗塞のリスクを下げる効果があると知られています。従って、節度のある飲酒が大切
です。
・食事 食事は偏らずバランスよくとる。
✳塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
✳野菜や果物不足にならない。
✳飲食物を熱い状態でとらない。
⇒塩分の摂取量を抑えることは、日本人で最も多い胃がん予防に有効であるのみならず、
高血圧を予防し、循環器疾患のリスクの減少にもつながるでしょう。
厚生労働省は日本人の食事摂取基準として、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満を1日あ
たりの目標値として設定しています
飲食物を熱い状態でとることが食道の 炎症やがんを引き起こす可能性がありますので、
これらの食品はとりすぎないようにすることが大切です。さらに、ハム・ソーセージ・ベーコ
ンなどの加工肉や牛・豚・羊などの赤肉(鶏肉は含まない)は大腸がんのリスクを上げるこ
とが国際的に知られています。
・身体活動 日常生活を活動的に。
⇒身体活動が高いと、がんのみならず心疾患の死亡のリスクも低くなることから、死亡
全体のリスクも低くなることが知られています。
・体形 適正な範囲に
⇒中高年期男性のBMI(Body Mass Index 肥満度)で21〜27、中高年期女性では21〜25で
す。この範囲内になるように体重を管理しましょう。
BMIの求め方 BMI値 = 体重(kg)/身長(m)2
・感染 肝炎ウイルス感染検査と適切な処置を。機会があればピロリ検査を。
⇒地域の保健所や医療機関で、一度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。B型C型肝炎 ウイルスは肝がんのリスクを上げます。感染している場合は専門医に相談しましょう。
また、ピロリ菌は胃がんのリスクを上げます。定期的に胃の検診を受けるとともに、症状
や胃の詳しい検査をもとに主治医に相談しましょう。
がんを予防する上で、日常生活で気をつけていくことも大切ですが、定期的にがん検診を受け症状があった際は医療機関を受診するようにしていくことも必要です。
定期的な自分の身体の状態を知る上でも健診はかかせないと感じます。
また、ピロリ菌は胃がんのリスクを上げます。定期的に胃の検診を受けるとともに、症状
や胃の詳しい検査をもとに主治医に相談しましょう。
がんを予防する上で、日常生活で気をつけていくことも大切ですが、定期的にがん検診を受け症状があった際は医療機関を受診するようにしていくことも必要です。
定期的な自分の身体の状態を知る上でも健診はかかせないと感じます。
今日はこの辺で終わりますが、
良い節分を行って、よき週末をお過ごし下さい。
ちなみに、今年の恵方は北北西だそうです。
目を閉じて願い事を思い浮かべながら無言で太巻きを食べるといいそうです。
では、See you again!!!