2018年1月31日水曜日

つらい関節痛

こんにちは、山内です。
今日で1月も終わります。時間が経つのは早く感じます。

朝起きたときや歩いた後など関節の痛みを感じたり、動かしにくいといったことを感じることはありませんか?寒い時期は、とくに関節の痛みを感じやすくなります。

関節痛には、さまさまな原因から起こります。
病気として、変形性関節症、関節リウマチ、四十肩・五十肩、痛風などがあります。



【変形性関節症】
関節は軟骨がクッションとなりスムーズに動くことができます。その軟骨がすり減って摩擦を生じるようになり、関節の周囲に炎症を起こします。
初期では、湿布を貼ると治まりますが、関節の軟骨はすり減ったり、欠けたりすると元に戻らないため症状は少しずつ悪化していきます。症状が進むと、立ったり座ったり歩いたりすると痛みがでる状態になってしまいます。
そのため早めに予防したり、痛みがある場合は受診しましょう。

変形性関節症の予防のポイントは、
■関節に負担をかけない生活をしましょう。
•肥満気味の人は体重を減らす
•肩や腰、ひじ、ひざなどを冷やさない
•同じ姿勢を続けない(ときどきからだを動かし、リラックスさせる)
•外出時にはクッション性のよい靴をはく
•正しい歩き方(ひざを伸ばしかかとから着地し、つま先で後ろへ蹴る)をする
•O脚の人は、靴のインソールなどで補正する
•足元に不安がある場合は、ステッキを使う

■適度な運動をして、関節を柔軟にして筋肉強化をしましょう。
•ストレッチ運動をする
1.首を前後左右に曲げ、首筋を伸ばす、
2.両手を前に伸ばして組み、腕全体を伸ばしながら上方向や左右に交互に引っ張る、
3.足を前後に開き、前傾姿勢で後ろ足のひざ裏や腱を伸ばすなど。いずれも無理をせずに、ゆっくりと行います。
•ひざを軽く曲げた姿勢でゆっくり歩く(モンキーウォーク)これもひざの筋力を高めるのに役立ちますが、長くやるとかなり大きな負担となるので、少しずつ続けるようにしましょう。

【関節リウマチ】
関節リウマチは、自己免疫疾患です。免疫は、体内への細菌などの侵入を防ぐ機能ですが、過剰に働くと身体の一部を攻撃してしまうことがあります。免疫異常は、全身にさまざまな影響を及ぼしますが、そのうち関節に起こるのが関節リウマチです。

進行すると関節の組織が破壊され、痛みや腫れがひどくなり、指が変形するなど日常生活に支障をきたすこともあります。

朝起きたときなどに手足の指のこわばりや腫れなどから異常に気付く人が多いので、そうした症状にはとくに注意が必要です。
鎮痛薬や湿布薬などで一時しのぎをしていると、関節の破壊が進み、悪化してしまいます。変形性関節症などと区別し、適切な治療を受けるためにも、早めに関節リウマチの専門医を受診することが大切です。

【四十肩・五十肩】
四十肩・五十肩は、正式には肩関節周囲炎と言い、肩関節周辺が炎症を起こし、痛みがでて、関節の動きが制限されたりします。
原因は明らかにされておらず、40代~50代以降に発症することが多いです。

四十肩・五十肩は、安静にしていれば自然になることもありますが、放置すると関節が癒着して動かなくなることもあるため注意が必要です。
■肩関節が固まらないように運動をしましょう。
•まっすぐ立った状態で、上半身を90度くらい前へ傾けます。
•四十肩でない方の手を椅子や台の上に置きます。
•腕を左右にくるくると動かして肩の関節を動かします。
 (ペットボトルや軽めのダンベルを持つとより効果的です。)
•30秒ほど行いましょう。

■温めましょう。
急性のひどい炎症の場合は一時的にシップなどを貼り、症状が落ち着いてきたら温めることが大切です。入浴した時や温シップやカイロなども効果的です。

症状から自分だけで判断せず、関節が痛いなど症状がある場合は、整形外科に行って診てもらうことが大切です。症状を悪化させないためにも、早めに適切な治療をするようにしましょう。

それでは、またよい1日を。山内